PR

転院後リハビリ その17

皆さん こんにちはー!

右麻痺ノエル と申します。元気にされてましたか? 今日もタイ、チェンライから “片麻痺で移住記録” をお送りします。最後まで読んで頂けると嬉しいです。

こちら今年2回目(2期目)の田植えが近づいて来ました。

左は、水をはった田んぼ。右は関係ないけどタイの大体の農家に1台ある “サイドカー付きのバイク”。バンコクなど都会では横に付けてるサイドカーを極小店舗仕様にして、いろんな商品を所狭しと満載で販売しているのを見かけたりします。この時期農村では、肥料、農機具を運んだり、時には人を運んだりと活躍する無くてはならない存在です。

“短下肢装具” で訓練開始。PT リハビリです。

ここで、用語説明を入れます。

PT: Physical Therapy の略。理学療法の呼称。

OTOccupational Therapy の略。作業療法の呼称。

STSpeech-Language-Hearing Therapy の略。言語聴覚療法の呼称。

 リハビリクリニックや病院で “療法士さん” と言えば上記 PT, OT, ST を指します。その場合、Therapy が Therapist に変わります

右(左)片麻痺:右(左)半身麻痺の事。

麻痺側、非麻痺側:文字通り体の “マヒしている側” と、”そうでない(健常)側” の事。後に脚とか手とかくっつけて使う場合も。

短下肢装具:足首の捻挫等を防止する装具の事。

内反・尖足(クロウトゥ):内反は、足の裏が内側に向く現象。尖足は、足先が垂れ下がり握りしめた状態。

歩行訓練で、後ろから支えられての練習が上手くいかない私に、PT Sさんからの提案で “短下肢装具” 使用を提案されました。これは “内反尖足”“クロウトゥ” 出現により、使用での歩行訓練に支障が出てきた事が理由です。

しばらく試してみないと “短下肢装具” を使うことが私にマッチしているか否か分からない、と言う事で、杖と同じく “PTリハビリルーム” に幾つか有るサンプルからサイズの合った物を選んで使う事に。ここで “短下肢装具” って何?と言う人の為に写真を。

これは今持っているものです。脹脛(ふくらはぎ)の下半分からアキレス腱足指先 までを固定するタイプで、本体は樹脂の一体成型で作られています。麻痺側脚にバンドで3ヶ所固定して使います。病院では、備え付けの物からサイズと機能で選んで退院1か月前までそれを使いました。退院一ヶ月前には、自分専用にオーダー購入したものにチェンジし、退院後もしばらくはそれを使って歩行訓練を続けたのです。この “短下肢装具” には様々なスペックの物が有り、サイズも人それぞれ。なので通常は一人一人に合った物をオーダーメイドで作ります。

写真は2代目で、初代は上に書いた入院時代に作った、もう少し軽くて柔らか目の仕様でした。素材も色も形状も違ったけど、基本的な考え方はほぼ同じで、“内反尖足による歩行障害を軽減する” 事を目的にしています。

借り物の “短下肢装具” を付けてさっそく練習開始。と、これが上手くいかないんです。毎日続けても改善のスピードが遅く、想像していたのとは違います。でも一週間ほど続けていると、杖と併用でゆっくり歩幅は小さくですが単独歩行が出来る様に。ほんとに少しずつ少しずつ。さらに一週間ほどして PT Sさんから更なる提案が。PTリハビリルームにデ~ンと設置されている機械を指差して「先輩、これやってみんですか?」

その名も リハビリテーション支援ロボット “Well Walk (ウェルウオーク)” ! ・・・って、何? 簡単に説明すると、ウオーキングマシーン+各種センサー部品で構成された最先端マシーン! あの トヨタ と、どっかの大学研究機関共同開発だそうです。

申し訳ないことに、未だに写真の貼り付けとか苦手です。下手くそですみません。乗る前に療法士さんに、各種センサー内蔵のイクイップメントを装着してもらいます。右麻痺脚にいかつい装具に似た物。関節付きです。太股外側には円盤状の部品。腰と言うかお腹に太く分厚いベルト状の物を巻き付けて、各々と転倒防止ワイヤーと配線を繋げば準備完了。ランニングマシンの走行ベルトに乗れば Sさんから「準備いいっすかぁ?左手で手摺に掴まって下さい・・・はい、スタート!

Sさんの掛け声で始まりました。走行ベルトが “これでもか” というくらいゆっくりと動き出します。「慌てんでゆっくり歩いてぇ」。一応歩けてます。そのまま少しづつ速度アップします。「下ばっか見よらんで前向いて!」と、𠮟られて足元から目を前に向けると、そこには不格好に歩く自分の姿が。鏡ではなく前方からのカメラ画像がド迫力の大画面で見れるのです。

いろんなパーツを取り付けたショボいオッサンが必死こいて蠢いてます。まるで壊れたサイボーグみたいです。

ノエル:こ、この画面、なんか好かんけん、、、けしちゃってん。(この画面は好みではないので消して下さい)

Sさん:はあ?なんでですか、こりゃ自分の体のこなしを見ながら練習すっとですよ。(はあ?何を言っているの?これは自分の体の動きを見ながら練習するのですよ)

ノエル:そげん言わんで消してって言いよったい!(そんな事言わずに消してと言っているのです)

Sさんチッ、なかなか良か絵やとに、、、(小声で ちッ、なかなか良い映像なのに)

ノエル:なんてや?ようと聞こえんばい(何ですか?良く聞こえないですよ)

Sさん:そしたらこれでどげんですか?(では、これでどうですか?)

私の醜い姿が消えて、足跡の映像に切り替わりました。左右交互に運ばれる足跡が画面の上から下へ流れていきます。そうです。私の歩行の足跡をリアルタイムに見ることが出来るのです。いいえ、それだけでは有りません。それぞれの足が着地してから、地面を蹴って宙に浮くまでの重心の位置変化が見てとれるそんな画像が映し出されているのでした。スゲー!

足の裏の正しい(好ましい)重心変動とは、[踵から着陸→重心は土踏まずの外側をつま先に向かって移動→踵が浮いて→つま先で蹴る→足が離陸する→1歩前方に踵から着陸]を、左右の足で交互に繰り返すのです。これぞ正しい歩行の姿。これら一連の行程が可視化されており、上手に出来たら足跡が青くヘタクソだと赤く色付く事で、本人はもとより横や後ろで監督している療法士さんにも状況把握出来るわけです。ついでに音でも、お上手だと ピロリロリンへたっぴだと ブゥー!となって一歩一歩教えてくれます。一歩たりとも見逃さずに。

杖+装具での練習に加え、Well Walkも取り入れて、入院初期から続けている筋トレ体幹トレーニングで、既定の1時間は休む間もなく過ぎていく日々でした。新たな一週間を迎える度に歩行訓練に使う時間を長くする為に、療法士さん無しで出来る様になったトレーニングは、単独病室で実施に変更しました。ST、OT のリハビリも同じで、病室で単独で出来る事は出来るだけ自分でやりました。

たとえば OT のギッチョ筆記練習。Aさんの指導でリハビリしたのは最初の二日間だけ。後は退院まで単独自主訓練。毎日組まれてる1時間のAさんとの時間は、二人でなければ出来ない事指導の下でしか出来ない事に特化してもらいました。これまで書いてきた内容は、PT リハが多かったですが、OT リハも負けず劣らずテンコ盛りでした。

詳細説明を分かり易くする自信が無いので、OT Aさん指導の下行ったリハビリの名称のみ書き出すと、①錯覚ミラー使用の麻痺手首背屈練習 ②畳に座る、お膳が有るケース(後に単独自主連) ③畳に座る、お膳も何も無しで(後に単独自主連) ④畳に座った状態から立ち上がる、お膳が有りと無し(後に単独自主連) ⑤積み木の持ち離しと移動(後に小サイズペットボトルに変更し単独自主連) ⑥左手お箸訓練 ⑦麻痺側腕2次元動作改善ロボット ⑧実物大模型による入浴(湯船出入り)訓練(後に単独自主連) ⑨路線バス乗降訓練 etc… どういう内容か想像出来れば嬉しいのですが・・・

きりがないですね。要するにわたくしが、退院後の介助なし生活を望んでいたので、多種多様なリハビリが必要だったのです。上記⑧等は、入院中の単独入浴まで必須にしたお陰で、毎日30分間の入浴タイムを勝ち取る事が出来ました。また、上に書かなかったけどトイレも介助なし。車椅子使用の時に安全確保出来るのを確認してもらい実現。

もう恥ずかしい租chinを介護士さん看護師さんに曝すことなくトイレに行ける様になりました。入浴だって介助有りだと私が入ってた病院では頻度は週2回。流れ作業で、これまた介護士さんに全身洗ってもらう。勿論、入院初期は極小水鉄砲とその後ろの噴火口も洗浄して頂く事に。でも転院後1ヶ月ほどして「せめて水鉄砲+噴火口周辺だけでも自分で洗浄させてもらえんですか?」と懇願。

介護士さん4名+療法士さん1名が見守る中、まずは座ったままで恥ずかしい部分をヌルヌル洗える椅子(水鉄砲、噴火口とその周辺を楽々洗える構造)で実演、成功!。次に普通の入浴用椅子でも洗えるように、手摺に掴まって立ち上がり意を決して左手を手摺から離して一呼吸、続けてその左手でゆっくりと深呼吸しながらヌルヌルと洗います。と、最強介護士 Aさんが、「右麻痺さん、もう座ってよかよー!」と声をかけてくれると同時に、「右麻痺さん、上手に出来ようよ!」パチパチパチパチ!と拍手喝采。その場の皆で祝ってくれました。

これが有ったから、単独介助なし入浴の許可に繋がったのです。その後、程なくして椅子に座った状態で頭も自分で洗える様に。皆さん想像しにくいでしょうが、私には恥部より頭洗う方が難易度高かったんです。何故って、目瞑るじゃないですかふつう。でも怖いんですとっても、目瞑ると

私の場合、脳の平衡感覚に関係する部位が障害されたみたいで、目視情報から体の傾きを認識していたので、目からの情報が断たれると平衡感覚がなくなる、様な気がしていました。実際に後ろや右に少しでも傾くと脳はどうして良いか分からず、傾斜を止めるには目を開けることでしか対応出来なかったのでした。そうすると石鹸やシャンプーが目にしみる。

そこで、OT Aさんに相談、上半身を前後左右にゆっくり振って、傾いても怖くなくなるまで訓練しました。目を閉じて傾けて戻す、目を開けて傾けて戻す、目を開けたまま傾けて途中で閉じてそのまままっすぐに戻す と、毎日10分トレーニング。最終的に、目を閉じて傾けた時にAさんが突然私の肩を軽く押したり引いたりしても大丈夫なまでに上達してから、座った状態で手摺に掴まらず頭を洗えることを確認、単独入浴を実現しました。

実は、この単独での訓練は OT Aさんから禁止されてたのですが、早く結果を出したくて自分のベッドに座って毎日30分ほど一人で・・・。それもあったのか初めて2週間ほどで大幅な改善となったのです。。。が、皆さんは療法士さんの言う事を聞いてリハビリ進めて下さい

印象に残っている事。後で最強介護士Aさんから聞いた話で、ノエルが立ち上がって恥部をヌルヌル実演テストしてた時、早く座れと即したのは、“右麻痺さん、あそこばヌルヌルしとる時間が長かっちゃもん。言わんやったらいつまでもしとうごたぁけん止めたとよ!あはははー、ほんなごつ面白かー!”

それではまた次回!!

右麻痺ノエル

※これまでの配信内容は、人名以外はノンフィクションです。

[本ページにはプロモーションが含まれています]

[皆様へのおすすめです!よかったら見て行ってくださいね!]

さぼてん のとんかつ大好きです。タイでも食べてます!

食後に美味しいコーヒー BLUE BOTTLE COFFEE

いろんな物が段ボールで作れる。あなたも ダンボールマイスター

あって良かった、安心の 自転車ロードサービス。備えあれば憂いなし!

コメント

タイトルとURLをコピーしました